自ら考え表現する児童が育つ授業をめざして
1.主題設定の理由
本校では、学習指導要領の改定により、平成22年度より言語活動の充実についての研究を開始した。児童の実態分析を受け、その基礎として「話す・聞く」の研究に重点を置き研究を進めてきた。結果、話すことや聞くことができる児童が増えてきた。しかし、「一方的に話す」「先の発言と無関係なことを発言する」等、お互いの考えを伝え合うことには課題が残った。結果として、多様な意見が収束するという授業サイクルが生まれず、自分たちの学びを深めることができないことが多いという実態が見えてきた。
思考するためには、まず自分の考えをしっかりともつことがその土台となる。その上で、他者の意見と比較したり共感したりしながら、さらに自分の考えを深めることになる。そして、また新たな考えや意見に出会い、考え続ける。このような学びを通して、児童に友人と学ぶことの喜びや、考えることの楽しさ、何より、自分の考えを表現することで、自分に自信をもって学べるのではないかと考え、「自ら考え表現する児童が育つ授業をめざして」と研究テーマを設定した。
2.研究の構想
登録日: 2014年9月19日 /
更新日: 2014年9月20日