3・ファシリテーションの取り組み

(1)ファシリテーションの導入

 本校の研究の特色の1つとして、平成22年度より研究授業の協議にファシリテーションを取り入れている。それ以前の協議体系では、一部の参加者の発言のみで協議が進行してしまい、協議が活発に行われず、研究内容が全体に浸透しにくいという実態があった。

研究様子
 
(2)授業研究におけるファシリテーターとは

 ファシリテーションとは、話し合いの場で、発言の参加を促したり、話の流れを整理したりして、参加者の認識の一致を確認したりする行為である。ファシリテーションを行う者のことを、ファシリテーターという。
 授業研究の協議の際は、事前に同学年の先行授業を見るなど、授業者の提案をよく理解し、話し合いの視点を明確にすることが求められる。

ファシリテーターとは
 
ファシリテーションの手法の一例

 

ファシリテーションの効果

 

  会議における話し合いの内容の充実、時間的効率化が図られた。本校では、若手教員も発言や質問をしやすい雰囲気ができている。ファシリテーターとして役割を果たすには事前の準備や、その場で意見を振り分けたり、引き出したりするなどのスキルが求められる。人材育成の面としても効果が大きい取り組みである。
 今年度は、より多くの職員がファシリテーターを経験することを目標としている。